アンリ マティス JAZZ展
西村伊作は中学生の頃から夢を持っていて、授業中にもこっそり愉しい学校や住宅の図面などを描いたりしてりした。
この夢から大正10年に小さな学校が生まれました。
これが文化学院です。
小さくても良いもの、たとえ質素であっても美の調和があれば、心の愉しさがあれば、それは一つの大きな贅沢なのではないか?偉大なもの、豪華なものには手が届かなくても、小さく、ささやかなもので美しいものには手が届くであろう。みんなの忘れかけた幸せは案外そこにあるのかもしれない。
伊作はそれをやってみせたのである。
ルヴァン美術館館長
西村八知