情熱の教育者として 与謝野晶子 芸術家たちがめざした理想の学校・文化学院

1920年軽井沢に西村伊作、与謝野野寛・晶子夫妻、石井柏亭、河崎なつが集まった。歓談の中で伊作が我が子を本当に行かせたい学校がないという話になり、「それでは子供達のために私達で学校をつくりましょう」と云う事になって、文化学院の設立が決まった。本当に優しくて良い学校、ほかの学校のように規則や点数でしばるのではなく、豊な感性を持った人間に!伊作や晶子たちの情熱が今回の展示でいろいろと見えてきます。その知られざる事柄が当時に学生達の言葉からも伝わってきます。

ルヴァン美術館館長

西村八知